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20年前の製品からバージョンアップできたジャストシステム製品 [その他]

 70歳になる知人が、パソコンを新調した。その選択や購入後のセットアップを行ったが、この方は大事にPCを使っていて、古いパソコンには1996年製のジャストシステム「一太郎」が入っていた。知人は、「一太郎」を今後も使いたいという。
 しかし、なにぶん古いことでユーザー登録しているのかどうかもわからなくなっている。だけど一太郎で作成したファイルが膨大にあるので、一太郎の購入は不可避だと思った。
 とりあえず旧マシンの一太郎のシリアルナンバーはわかったので、ジャストシステムのサポート窓口に電話してみた。シリアルナンバーを告げると、「登録があります」という。おそらく、20年前にハガキで登録していたのだろう。そこで、「ジャストシステムはどんな古いバージョンからでもバージョンアップ可能だという話ですが、20年前の製品からもバージョンアップは可能なんですか?」と聞いてみた。
 「はい、可能です」
 ジャストシステムのサイトから購入してダウンロードしてインストールすると一太郎2016が使えるようになった。
 だけどこれ、すごいことだと思う。連綿とバージョンアップをしてきたのではなく、使っていた製品は20年前のものだ。その記録が残っているというのも驚きだが、ほんとうにその20年前の製品からバージョンアップができたということも素晴らしい。
 この話を別の知人にしたら「それは、すごいよね。ジャストシステムに拍手だね」と言っていた。私もまったく同感だ。ユーザーの管理体制はしっかりしているし、何よりどんな古い製品からもバージョンアップが可能というユーザー本位の姿勢に敬意を表する。
 20年前の製品からバージョンアップできるなんてソフトメーカーはおそらく世界中でジャストシステムだけだろう。バージョンアップ権は前バージョンからだけなんて限定しているメーカーだって数多い。ましてや20年前の顧客なんて、記録すら残っていない可能性がある。
 実は私自身、ジャストシステムのユーザー登録は1995年から行っていて、購入した製品は20以上になる。だけどそれは毎年ではないにしても引き続いてバージョンアップを行ってきたという歴史があってこその話だ。この知人が20年前の製品からバージョンアップできたのにはほんとうに驚いた。当の本人もびっくりしていた。そして何回も言うようだけれど、ユーザーを大事にするジャストシステムの企業姿勢や企業ポリシーに感服した。
 これでこの知人も死ぬまでジャストシステム製品を愛用することだろう。

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