SSブログ

サービスエリア品質改善にかけるドコモの執念 [その他]

 2019年の初め頃だったと思う。行きつけのスーパーマーケットが、QRコードのPayPayを導入した。便利になったと喜んでいたのだが、ここのスーパーは立地が悪かった。半地下になっているレジ付近で電波の状況が悪く、ときどき通信ができないことがあったのだ。当然、アンテナバーは1本も立たない。
 レジ係の人と「電波状態が悪いね」と話していたが、あまりに状況が悪いので、ドコモのサービスエリアに関する意見サイト「聞かせて!ドコモの電波状況」で状況を報告した。報告では、具体的な店名、住所、地形と建物の状況を記述し、「半地下のためレジで電波を捉えられない」と添えた。
 1時間もたたないうちに、ドコモから返事が来た。
「具体的な状況のご連絡ありがとうございます。すぐにアンテナの調整をして、電波が届きやすいようにします。また、店内の中継アンテナについては、建物の所有者からの依頼がないと取り付けられません。お客様が店舗に設置依頼をドコモ宛にしていただくようにお願いしていただけませんか」というものだった。
 2、3日たってそのスーパーに買い物に行った。レジでQRコード決済して驚いた。アンテナが3本たっているのだ。電波状況は劇的に改善されていた。ドコモは、メールの返事の通りに、ほんとうに「すぐに」(たぶん翌日には動いている)中継アンテナの指向性を調整して、半地下式になっているそのスーパーのレジに電波が届くようにしていたのだ。
 この行動の早さと対応力の高さには脱帽した。感動すら覚えた。「聞かせて!ドコモの電波状況」で具体的な状況報告があったら、ドコモはすぐに現地調査をしてどこの中継アンテナの方向を変えれば良いかを判断し、それを実行した。
 サービスエリアの改善は地道な作業である。「改善して欲しい」という要望があっても、答えられない場合もあるだろう。しかし、きちんと場所と状況を報告すると、このようにすぐに改善してもらえることがある。すべてのキャリアがこのような対応力を持っているのかは不明だが、ドコモは「電波が届いていない」という報告を受けたら、それを改善する努力をきちんと行ってくれるのだ。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。