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トヨタカーナビでSDカードの地図データが更新できずクラッシュする [Mapondemand(SD)]

私のカーナビは、トヨタのNSZT-W61Gだ。いわゆるSDナビで、地図データがSDカードに入っている。Mapondemandサイトから更新ファイルをダウンロードすると、高速道や主要な地方道のデータが新しくなる。2012年1月に購入し、最初は3年間更新無料。今は2枚目を購入してほぼ月に2回の地図更新を実行している。
3年半使っているので、更新は慣れていた。ところが、ファイルをダウンロードしてSDカードに書き込んでいる途中で更新に失敗することが1~2ヶ月前から3回立て続けに発生した。更新に失敗すると、地図ディスク全体のリカバリーが必要になる。リカバリーはソースのDVDをセットして、このPCで1時間半~2時間かかる。しかも、次の更新データで差分更新ではなく最初からの更新を行うので、さらに時間がかかる。
このクラッシュ続発には憮然とした。何でこんなことになるのか。しかも、「なんでこんなことになるような更新の仕組みを作ったのか」。疑問と怒りがわくが、ともかく復旧しないとカーナビが使えない。朝方までかかって作業を繰り返した。
そしてほぼ原因を特定した。それはPCの負荷だった。
地図更新作業の途中で、私はブラウジングや動画再生、その他の作業を行った。これにより更新作業が中断すると、地図データがクラッシュして、全体のリカバリーが必要になってしまうのだ。私はそれまで、地図更新の際には、偶然にも他の作業は同時に行わないか、やっても負荷の低いことしかしていなかった。また、PC自体がシステムファイルの劣化等で動きが遅くなっているところに、負荷の高いセキュリティソフト・カスペルスキーがインストールされていたということも影響していた可能性がある。
更新の際、地図更新以外の作業はせずにいると、更新は成功した。失敗は現時点でまったくしていない。ネットの書き込み等には、「セキュリティソフトが原因で、動作を停止するとうまくいった」という表記が見受けられるが、これはセキュリティソフトそのものが原因ではなく、最近のセキュリティソフトの動作が重くなって負荷が大きくなり、結果として更新作業が止まり、データがクラッシュするのではないかと推測する。
このマシンはデュアルコア2.63GHz/P8700と遅いので、この傾向に拍車がかかった可能性がある。地図データ更新の際には、他の作業を実行せず、常駐する負荷が高いアプリを停止するなどして、データクラッシュのリスクを低減した方がよいだろう。
と、作業側の注意点をここまで書き出して思うのだが、地図DVDの説明書やダウンロードサイトには、どこにも「更新中は他の作業をしないように」という記述がない。これは、ディーラーの担当セールスとも確認した。彼も更新失敗の苦情はよく受けるが、「他の作業を行わないでほしい」という説明はしたことがないという。もちろん、「速度の遅いPCではとくに留意」なんて記述はない。
そしてさらに思うのだ。仮に更新作業途中でPCの動きが極端に遅くなるか、あるいはほとんど停止しても、地図データがクラッシュしないようにするべきなのではないか。それが「データを守る」という思想なのではないだろうか。トヨタのクルマは、以前から「安全思想」を貫いている。ユーザーの命を守るのが最優先だからだ。では、カーナビには「データの安全思想」は存在しないのか。ユーザーのPCが遅くても、クラッシュせずにデータを守るシステムにはできないのだろうか。「地図データのクラッシュはお客様のPCが遅いからです」では、あまりに悲しすぎるでないか。
ともかく、地図データ更新の際は、PC操作は何もしないようにしたほうがよい。心配なら過度に重装備のセキュリティソフトを無効にして、さらに常駐ソフトが動かないようにすれば、データクラッシュのリスクが減るだろう。

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